今回ご紹介する国家資格は「司法書士」のご紹介です。
学歴・年齢・性別に関係なく、誰でも受験可能で、一次試験では民法、商法、刑法、憲法、二次試験では不動産登記法、商業(法人)登記法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、供託法から択一式/35問、不動産登記法、商業登記法~書式(登記申請書の作成)計2問が課されます。その後、口述試験が実施され、一次・二次試験科目と司法書士業務の一般常識が問われます。

この国家資格である司法書士の業務は、大きく分けて(A.)法律事件の解決、(B.)書類作成業務、(C.)登記業務の3つです。
(A.)法律事件の解決
法務大臣から認可され、司法書士会の認定を受けた「認定司法書士」は、140万円以下の事件(簡易裁判所で審理される事件)について、弁護士と同じ権限を有します。従って、司法書士は、弁護士と同様に、当事者の代理人となって相手方と交渉や調停をしたり、相手方に対して裁判を起こすことが可能です。

(B.)書類作成業務
司法書士はあらゆる法律文書の作成を行います。裁判所に提出する書面の作成、トラブルの相手方に送る内容証明書などです。取引先との契約書を作成することもあります。

(C.)登記業務
司法書士の業務の中心が、登記業務です。土地建物を購入するときに、建物の所有名義を売主から買主に移しますが、このときの所有権移転の登記手続きを代行する専門家が司法書士です。これを「不動産登記」と言います。また、会社設立の際には、法人の登記を備える必要がありますが、その後も会社の重要事項が変更になるたびに登記に反映することを要求されます。これを「商業登記」といいます。こうした登記業務も司法書士の仕事です。