国家資格である「不動産鑑定士」は、司法試験、公認会計士とならぶ日本の三大国家試験の一つと言われています。
当然、簡単な国家試験ではなく合格も難しいとされています。ただし、この国家資格を取ると不動産に関する専門家(スペシャリスト)として活躍することができる資格です。
この国家資格である「不動産鑑定士」の行う業務のメインとなるのは、不動産の鑑定業務です。
「鑑定業務」とは、依頼者からの依頼を受けて土地や建物、借地権の価格などを考慮し適正な経済的価値を算定し、「不動産鑑定評価書」に記載、署名、押印して依頼者に発行する業務です。
また、「地価公示」といって、国が毎年1月1日現在の全国およそ30,000地点の土地の価格の評価を実施します。その際にこの国家資格を持つ不動産鑑定士が重要な役割を果たすことになります。この業務には他の資格では参入できないため不動産鑑定士の資格が必要となります。
この鑑定業務は非常に専門的な知識が必要であり、社会的にも重要な事項ですので、弁護士の法律相談などと同じように不動産鑑定士の独占業務となっています。
また、最近株式市場とともに活発化している不動産証券の発達によって、金融や会計の分野との融合が不可欠となってきています。こうした不動産証券化に関する知識もこれからの不動産鑑定士には、必要になってきます。今後は不動産証券化にともなって、金融業界とのつながりが深くなると思われますので、努力次第では高額収入を得ることも可能な国家資格です。