今回ご紹介する国家資格は、「国家公務員Ⅱ種」と「国家公務員Ⅲ種」です。人事院が行う国家試験は、「国家公務員採用試験」と呼ばれ、主な試験には、一般的な事務や技術的業務に従事する職員を採用する国家公務員採用Ⅰ種試験、Ⅱ種試験及びⅢ種試験があり、試験問題のレベルを目安として大学卒業等程度のⅠ種試験とⅡ種試験、高等学校卒業程度のⅢ種試験に分けられています。今回は国家公務員採用Ⅰ種試験と国家公務員採用Ⅱ種試験、国家公務員採用Ⅲ種試験の違いについてご紹介しましょう。

大学卒業等程度の試験と分類されている国家公務員採用Ⅰ種試験と国家公務員採用Ⅱ種試験の違いについて。まず、試験問題の内容については国家公務員採用Ⅰ種試験は大学院レベルの問題も出題される試験とされ、、国家公務員採用Ⅱ種試験は大学卒業程度の試験とされています。また試験合格後の採用時の違いについては、国家公務員採用Ⅰ種試験合格者が採用時から上席の係員である主任クラスとして採用されることがあります。

さらに、実際の任用後の運用においては各省庁ともⅠ種採用者が規定上で最短の昇進速度によって早期に出世するエリートコースであるのに対して、Ⅱ種採用者が本省の課長クラスまで出世できるものは少数であるという採用後の格差が存在します。国家公務員採用Ⅰ種試験の合格者が俗に「キャリア」と呼ばれ、国家公務員採用Ⅱ種試験と国家公務員採用Ⅲ種試験の合格者が併せて「ノンキャリア」と呼ばれたりするのは、このためです。