今回ご紹介する国家試験は『海事代理士(かいじだいりし)』です。海事代理士とは、船舶や船員、船舶や海技免状等の取得に必要な諸手続きの申請を代理し、手続きに必要な書類を作成する海事法令に関する手続きの専門家です。司法書士、行政書士や社会保険労務士の海事版といえる仕事で、海の司法書士とも呼ばれます。
海事代理士の国家試験は簡単ではありませんが、既に司法書士や行政書士を取得している人が受験するケースが多いので合格率は50%程度となっています。既に司法書士や行政書士の資格を持つ人が、業務拡大を狙って受験するケースがほとんどだということですね。業務内容は船舶及び海事関係全般で、船舶の登記・登録・検査や海技免状の取得・更新再交付などの申請代理業務、関連する書類の作成及び相談業務となっています。
[国家試験;受験資格]
受験資格は、年齢・性別・学歴は問われませんが、国家試験に合格しても以下に該当する人は海事代理士となることは出来ません。
1. 未成年者
2. 成年被後見人又は被保佐人
3. 禁錮以上の刑に処せられた者であって、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなってから2年を経過しないもの
4. 国家公務員法、国会職員法又は地方公務員法の規定により懲戒免職の処分を受け、当該処分のあつた日から2年を経過しない者
5. 第25条第1項の規定により登録の抹消の処分を受け、その処分の日から5年を経過しない者
[国家試験内容]
<一次試験>
◆一般法律常識……憲法、民法、商法(海商のみ対象)
◆海事法令(専門的問題)
<二次試験(口述)>
◆海事法令(専門的問題)